茶会の服装
お茶会に参加することになりました!!ってワクワクする反面、分らないこともあったりで
不安になったりもしますよね。
『どのくらい前に行ったらいいの?』
「何か持っていくものあったりする?」
中でも一番多いのは、
『どんな洋服で行ったらいいの?」と
服装に関しての質問です。着物で行けたらいいけれど着物持ってない、、。一人で着れないし、、。
本記事ではそんな疑問にお答えします。
目次
1茶会には洋装で行ってもいい?
2茶会はどんな洋服でいったらいい?
3これだけは避けようっていうのはある?
4推奨!!白いソックス
5まとめ
1茶会には洋装で行ってもいい?
結論OKです!!
茶会、茶事と様々な形式がありますが、その全てで洋装でも大丈夫です。ですが、例外的なケースもあります。
例えば、正客として招かれる場合や正客の連客として上座に座る可能性が高いときは着物の方がベターでしょう。でも着物は洋服に比べて着るのも着て過ごすのも洋服より体力が要ります。体調によって洋服が良い場合もあるので、その際は洋装で行く旨を事前に伝えておきましょう。
2茶会にはどんな洋服でお行ったらいい?
男性:スーツかジャケット着用、ジャケットなしの場合でもせめて、襟のついたトップス、シャツやニットなど。
女性:ワンピースが最も無難。もしくは男性同様ジャケットか襟付きのトップス、シャツやニット。パンツでもスカートでもO Kですが、スカートの場合スリットが前や横に入ったものは避けましょう。正座や座った時はスリットが開きがちになるので、目のやり場に困ります。後の項目で触れますが、肌の露出は控えめな方が無難です。
3これだけは避けようっていうのはある?
①ズバリ‼️肌の露出が高いものは避けましょう‼️
季節のよってはノースリーブやタンクトップ近年の流行でショート丈のトップスなど。
②裸足はやめましょう
夏場などはうっかりサンダルで来ちゃいましたー、なんてことも起こりがちです。ですが、素足で畳の上に上がるとフローリングと同じで汚れの元になります。お茶の席では相手の立場に立って配慮する事や、既にわかっている事については準備しておくといった事が重視されます。
なので先方のお部屋を汚してしまうことになりそうな事や、今日は茶会に行くので靴は脱ぐことになると予め予測されることには、準備をしておくことが招かれる側のマナーとも言えます。それでも忘れてしまった時は、一言お詫びして次回への学びにしましょう。
③帽子やサングラスは茶室内では取りましょう。
お茶の席というものは、基本フォーマルな場です。なのでファッションとは言え室外を想定している帽子やサングラスは礼を欠いている印象を与えてしまいますので、亭主も少し寂しい気持ちになるかもしれないので、やはり避けましょう。
④できれば指輪は外す
お茶というものは道具をとても大事にします。道具に対して愛情込めて大事にしている感じもあります。なので道具を傷つける要素は極力避ける傾向があるのです。お茶碗や懐石で扱う漆器など、豪華で指の腹まで石のついた指輪は器を傷つけてしまう恐れありです。シンプルなものや結婚指輪などはしていても目立ちませんが、それでも、亭主の気持ちを考えて敢えて外して参加される方も多いのです。
マニキュアも落として行った方が良いでしょう。
指輪のことは、そこまで知らなかったという人も多いです。優しく教えてあげましょう。
4推奨!!白ソックス!!
お茶室というものは神聖な場所でもあります。そんな茶室に入るのに相応しくあるために汚れのない白い足袋がで入るのが嗜みとされています。万が一汚れた時のために替え足袋を持っていったり、道中汚れないための足袋カバーなんて商品もあります。
白ソックスは洋装時の白足袋の謂わば代用。洋装とは言え亭主側やお茶に精通した方ならその気配りを嬉しく思う筈です。
5まとめ
いかがでしたか?ただお茶を飲みにカフェに行くのと随分違うと感じた方も多いのではないでしょうか?お茶の席とはどんなに略式であったとしてもフォーマルな席なのです。なので服装にもある程度のフォーマルさはあったほうが良いですね。
そして清潔感はとっても大事!!
そして相手に対する思いやりが大事。亭主はお客様に喜んでもらう為に自慢の道具を取り揃えたり、茶室を整えたりしてお客様を待ちます。亭主の道具を慈しみ愛でて自分も大事に扱う。亭主の方は茶会に相応しい服装で来てくれたことに感謝する。そんな相手を思いやる気持ちが言葉に出さなくても伝わるといった”奥ゆかしさ”が茶道の醍醐味かもしれません。
皆様が行かれるお茶の席でそんな素晴らしい心の通い合いに出会うことができますように。
この記事が茶会に行く時の服装選びの参考になれば幸いです。
