点前と書いて「てまえ」と読む

茶道ならではの言い回し。これが凄く多い。何のことやら分からぬ謎ワードから、お茶会に行くなら事前に知っておきたいワードなども多数。
- 設「しつらえ』→床の間飾りや道具選び季節感、全体の演出、準備の事
- 手馴染みの良い「てなじみのよい」→手の平の収まりがよい事。主に茶碗に対して使われる
- ご相伴「ごしょうばん」→一緒に頂くこと
- お仲立ち「おなかだち」→中座の事
- 亭主「ていしゅ』→茶会を主催しお客をもてなす人のこと。お茶を点てるだけでなく進行、準備、演出を担う。
- 正客「しょうきゃく」→お客様達の代表。代表として一番良い席でお茶を頂き、代表として亭主とやりとりする役割もある。なのでそれなりの茶道経験者がお願いされることが多い。
- お詰め「おつめ」→末席に座るお客の事だけど、末客だからと侮るなかれ。実は正客に次ぐ茶道経験者が担うことが多い。お客といえど、場の空気を読みつつ、流れを妨げない所作が求められます。ムズカシイ😩

どうしよう!正客とかお詰めになっちゃったら〜

大丈夫!ようこちゃんは初心者ムード出てるからきっとご指名は無いと思うよ❣️
なるほど🫤
(とりあえず両端の席に座らなければいいのだな)
中には、こんなわかりづらい言葉も、、、
『大変景色の良いお茶碗ですね。」
- 景色の良い「けしきのよい」←😳❓❓❓

風景?が描かれたお茶碗って事?

茶碗などを拝見していると、その形や釉薬、焼きむらなど、思わず感心するものに出会えます。偶然できたであろう個性や味わいが素晴らしく見えたりしてきますよ。
それらの一つ一つ違う特徴を茶道では景色と呼びます。
主にお道具を拝見した後に使う表現ですね。
決して風景のことではなかった、、、😨
知らなきゃ分からん、、、🧐100年前なら普通に使っていたかもしれない言葉たちですが、現代ではあまり使わない。中でもこれ、よく聞くやつ!!
「結構な点前で!」😤
実はあんまり使わない笑。茶道を初めて5年経つけど、未だ聞いたことがない。お茶を入れてもらって飲んだ後にいう言葉と思っていたけど、(それは大まかに言えば合っているのだけれど)
薄茶の時に、お客様全員が飲み終えてから正客が亭主に向けて言ったりすることもあるそうです。
そもそも「点前」とは
お茶をたてる、、たてるとは漢字で書くと「点てる」と書きます。(薬を調合する、液体を少しずつ注ぐ、湯を注いで何かを作るといった意味があるそうで)
- 茶を点てる=お茶の粉に湯を注ぎ、丁寧に整えること
- 点前とは、お茶を点てる一連の所作や手順の事。具体的には抹茶を振る舞うために茶碗、茶筅(ちゃせん)を使ってお茶をたてつ作法の事。

「点前=お茶を点てる儀式そのもの」であり、それは単なる作業でなくおもてなしの心を形にする所作です

お点前の種類も様々あるよ〜❣️
- 濃茶点前
- 薄茶点前
- 盆略点前
- 立礼点前
- 風炉点前
- 炉点前
例えば、、、
- 風炉の時期の薄茶点前
- 炉の時期の濃茶点前
- 立礼で盆略点前 などなど
なので、お稽古場では、
「風炉の濃茶点前が苦手で、、」とか
「立礼で盆略点前もできますよ」とかそういう会話をしています。
はあ〜、、「点前」奥が深い!!
さて今回は「点前」てまえについて掘り下げました。言葉の掘り下げと言ってもまだまだ解説できていないワードも多数。次回は
濃茶と薄茶について!!
この二つを語るには茶事の流れをお話ししなくては。そう茶事❣️憧れの茶事に踏み込んでいきます❣️
茶会と茶事の違いも気になりますね。全部解説していきますのでお楽しみに☺️